Aさんの話 ②

Aさんの話 ②相手の身になって考えてみる

よくそういう事を言われますが
そんな簡単にできることではありません。
おまけに、
ほんとに相手の身になって考えているのか
ちょっと「?」という時もあったりします。

しかし
心理学のワークに
まさに“相手の身になってみる”
そういうワークがあります。

今の私が、登校拒否の子どもになり、
カウンセリングに行っても一言も話したくない、話せない
子供になる事は可能です。


エンプティチェアは
それに似ているなぁと感じています。


さて、Aさんにエンプティチェアを使ってカウンセリングをしてみました。

中学生の頃の自分、いじめる中学生、今の自分
この3つのポジションを取ります。

それぞれのポジションのイスに座り、
見える状況を語ってもらいます。
(誘導はしますが実際、動き、語るのはAさんだけです)

ここでわかった事は
険悪な感じの二人
上目遣い、なんで自分ばっかりと言葉に出さないが態度にでているAさんと
なんだこいつ!といわんばかりの態度をした、いじめっ子


さて、いじめっ子になってAさん(自分)を見たときどう見えたでしょう

「顔や態度がウザイ」「自分を避けてる」「目つき悪い」


Aさんに対していじめる理由をいじめっ子に探ってみました。

想像してみてください
なんといったと思いますか?



思いもしない答えが出てきました。


















「友達になりたかった」

icon08icon08icon01
驚きました。
Aさん本人も驚いたようでした。


相手の気持ちは
本当に相手になって見なければ見えてきません。

今回、相手の気持ちがわかったこと
相手が悪い。なんで自分ばっかり!
と攻めていた自分自身を客観視でき
自分の態度が相手に与えた印象に気がついたこと。
角度を変えてみることで
自分が捉えていたことが事実ではなかったことがわかりました。

この後
気持ちを切り替え、講座の授業
他の受講生にも
Aさんのここ数回の変化icon22は感じられていたようですicon01


会社で、仲間内で、家族で、恋人との間で

「この人苦手~」
「あの人いったいナニ考えてるのかしら。」


こういうときには

エンプティチェア

このワークが効果的icon01










同じカテゴリー(心理のお話)の記事
『ダーク』にご注意
『ダーク』にご注意(2011-09-24 17:59)

子どもたちへの影響
子どもたちへの影響(2011-03-15 16:11)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
Aさんの話 ②
    コメント(0)