ゲシュタルト療法にエンプティチェアがあります。
今の問題点について
原因を探る時
この手法を使うことがあります。
さて
「コミュニケーションカウンセリング」(通称コミュカン)の受講生の中に
20代に入ったばかりの男性Aさんがいらっしゃいました。
Aさんは、コミュニケーションがとても苦手
引きこもりをしばらく続けていたそうです。
以下↓、本人には了解を得て書いています。
このコミュニケーション講座の前には
大きな声の出し方など表現方講座も通ったそうです。
講座ではクール(自分を語らず)に振舞っていますが
今の自分を何とかしたい!!という想いがある事はよく伝わってきました。
ずっと年上のお姉さん達に囲まれて(笑)
5回コースの内容はすすていきました。
Aさんは、楽しい事はない。TVを観ても面白くないし
何も感じないといいます。
そんな自分も、小学生の頃は明るかったのだとか。
その頃の自分に戻りたいとも話してくれるようになりました。
2回目くらいだったでしょうか
帰り際に まるで思い出したかのように
「昔、いじめられてたかもしれない」と
軽いつくり笑顔で語り帰っていったAさん。
これは思い出したのではなく
ずっと話す時を待っていたのはわかってしまいます
「やっと話せたね」という気持ちでいっぱいになりましたが
たった2時間半の講座。
講座内では、語る事は出来ません。
いくら気になっても続きは次週。
さて、3回目
二人で話す機会を持ちましたよ^^
すると、
中学校の頃、クラスの同級生が自分ばかりをいじめてきたそうです。
でも自分は何もできず、どうして自分ばっかり!なんで自分ばっかり?!と
それが積み重なっているうちに
対人恐怖症。。。。
自分の思いを伝えることもしなくなり
人と接するのがイヤになってしまったのだとか。
辛い思いをたんたんと語ってくれました。
まずそのことがすごい第一歩。
よく話してくれました!
「でもなぜ自分がそうされたのかがわからない」とAさんはいうのです。
そこで
私 「Aさん、何したい?」
A 「何でそうされたのかが知りたい。わかったら変われる気がする」
私 「そう、じゃ聞きに行こうか?」
A 「えっ もう今どこにいるかわからないし。。。。。」
私 「聞きにいけるよ、本人が今どこにいるかなんてかまわないの。聞いてみたい?」
A 「聞けるものなら聞きたい」
というわけで
エンプティチェアをやることにしました。
そしたらビックリすることがわかりました
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